零落(漫画)のあらすじと感想は?タイトルの意味は何なのか?

【この記事を書いた人】

 

いや〜読んじゃいましたよ。

『零落』!!

ぼくの尊敬する浅野いにお先生の最新作!ということもあって、期待MAXで読みました。

浅野いにおさんというと『ソラニン』『おやすみプンプン』『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』といった名作を手がける漫画家!

この「零落」はスペリオールで連載されていて、先日最終話を迎えました。

単行本にして1巻読み切りというのがまた珍しいですね。

零落のあらすじは?

 

主人公は深澤というアラフォーのマンガ家。

ある程度のヒットも経験したものの、深澤は漫画業界への欺瞞や人間というものへの猜疑心を拭えずに苦しんでいるんです。

売れないマンガ家の葛藤みたいなのってよく題材になるんですよね。

しかし零落の場合は『すでに売れてしまった中年マンガ家のその後』というなんともリアリティありすぎなバックボーンで物語は進んでいきます。

その深澤を通り過ぎる女性達やすれ違う家庭。

この日々の中、深澤が感じるものは何なのか?

というのがストーリーの大筋です。

 

感想は?

 

単行本自体は少し分厚くて文字数も多いので、
読了するまでに1時間ほどはかかりました。

で、読み終わったときの感想。

 

‥‥深澤 暗すぎェ‥‥!!!

『ぎィ』じゃなくて『ぎェ』ってくらい暗いです。

多分漫画の中で笑顔のシーンないですもんwww

彼は終始どんよりして、斜に構えて世界を見てるようななんとも救いのない男‥‥

で、多くの方が思ったであろう疑問。

『これ浅野いにお本人の自叙伝?』ってところです。

浅野いにおさんってトレードマークが金髪ですが、この深澤も若い時の描写は金髪でした。

オフィシャルでの発表はありませんが、どうとでもとれるのが浅野いにお作品の悩ましいところですよねwww

リアルすぎる描写から、ぼくはご本人の人生をベースに作られたと感じましたね。

 

世界観が相変わらずすごい

 

この零落はマンガ家の深澤が主人公であるが故に、視点が一般生活とは少し解離してます。

しかしマンガ家になったことがなくとも、アラサーの心をえぐるには充分すぎるほどの濃厚さでした‥‥

これ若い子がみても絶対魅力わかんないですよw

夢を追って叶え、数年暮らせる程度の貯蓄も出来た。

なのにぼんやりと自身を覆うのは憂鬱で退屈な毎日と、静かな焦燥感‥‥

ぐあああああ!!!www

辛い!辛すぎる〜!!

いちばん心に響いたのは、物語後半のこのセリフ。

『(自分はこれまで)漫画を作ることを、一生死ぬまで向き合う価値のある仕事と信じ込んでいたからな』

 

重い‥‥

それまで10年以上のめり込んで来たものに対してこの言い草です‥‥

なんと悲しい‥‥

しかしそんな中でも浅野いにおワールドは健在で、点と点をあえてつなげないのに、点だけで楽しめてしまうからすごい。

漫画というよりも、イラスト付きの小説を読んでいるような感覚にもなりました。

『零落』とはどんな意味?

 

そもそも気になる『零落(れいらく)』という言葉。

聞き馴染みがないですよね。

ぼくも初耳だったんですが、調べてみると‥‥

【零落(れいらく)】
人が落ちぶれていく様。

ぐあああああ!!!!

しっくり来る〜〜!!!!

読んだらわかるけど
めちゃくちゃしっくり来る〜〜〜!!!www

人の栄枯盛衰ってのはなんとも儚いですよね‥‥

しかしこの零落、人が落ちていくさなかに見え隠れする思想や感傷がなんとも惹き付けられるんです。

浅野いにお好きにはたまらない作品なので、是非見てみてください!

それではまた‥‥!

早くデデデデの新作出ないかなあ‥‥?

さらば!

 

きもやん
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