初代ポケモンは なぜ『赤&青』でなく『赤&緑』で発売されたのか?

【この記事を書いた人】


 

 

 

ポケットモンスターシリーズにおける
おそらく最初の謎。

 

それこそが
なぜ初代ポケモンシリーズは
『赤と青』ではなく『赤と緑』だったのか?

 

まさにこれです。

 

当時のゲームにしてはかなり珍しいですが
これを期に のちのゲームソフトにおいては
よくある形となった『バージョン分け』

 

例えばメダロットシリーズなら
■カブトVer.
■クワガタVer.

 

後のポケモンシリーズにおいても
■ 金Ver.
■ 銀Ver.

 

と、どれも対比効果が効いてるんです。

 

となればこの場合
赤&青というのが最も自然。

『赤と緑』からは違和感を感じちゃうんです。

 

 

 

 

赤&青&緑は有り得なかった?

 

初代ポケットモンスターが発売されたのは
1996年2月。

 

当時はゲームボーイソフトも
今ほどのクオリティのものはなく、
『RPG』『セーブも出来る』
『151匹のモンスター』という要素だけで
かなり魅力的だったんです。

 

一番キレイな発売の仕方としては
パートナーポケモンの
ヒトカゲ&ゼニガメ&フシギダネ
にあわせて『赤&青&緑』の
3パターン同時発売でした。

 

しかしこのときは
まだポケモンの人気や知名度はほぼゼロ。

 

そこで
「3パターンのゲームソフトを出す」
というのはあまりにリスキーだったんです。

 

加えてこのとき、
任天堂は
かつてない経営危機に陥っていました。

 

これも今では考えられませんが、
あのバンダイと合併しようとしていたんです。

 

結果的にポケモンが大ブレイクしたので
今の任天堂があるわけですが、
こういう背景があるなら
3パターン販売は難しいですし、
2パターン発売も攻めた決断であったはずです。

 

 

ならばなぜ赤&緑なのか?

 

2パターン販売とするなら、
なおのこと赤&青が自然。

 

そもそも「赤」は
ポケモンのメインキャラである
リザードンですから外せません。

 

モンハンでいうところの
リオレイア的立ち位置です。

 

赤が固定となれば、
もう一つは対極となる青のはず。

 

しかし赤&緑としたのは
2つの理由があったんです。

 

 

青=寒色だから

 

実は一つ目の理由がこれ。

 

当時ポケットモンスターが
メインターゲットとしたのは、
小学校低学年〜高学年。

 

そう考えたときに
「青というのは
寒色で受け入れられ難いのではないか?」
という案が出たようです。

 

1996年ではまだゲームボーイは
モノクロなんですが、
テレビゲームに接続してプレイすると
ほんのりカラーが着色されるんです。

 

そのときに
タイトル画面やらバトル画面やらが
真っ青になるのはいかがなのか?

 

ということです。

 

任天堂としては
それほどまで突き詰めて考えて売らなくてはいけない状況というのもあり、少しでもネガティブな要因は減らしたかったのです。

 

 

マリオ&ルイージに合わせた

 

2つ目が嘘のようなホントの話。

 

任天堂=マリオというのは
現在でも日本国民に色濃く印象づけられているほど。

 

1996年も同様で、
むしろポケモンなどがなかった分
「任天堂にはマリオしかない!」
くらいのイメージでした。

 

そして任天堂は
ポケモンを発売する際も
ブランディングをしたかったのです。

 

そこで用いたのがマリオ&ルイージ。

 

つまり赤と緑です。

 

このカラーでポケモンを出すことで、
「任天堂のブランドカラーを
その2色にイメージ付けたかった」
ということですね。

 

そして繰り返しますが、
当時の任天堂は経営危機。

 

ユーザーがマリオシリーズで見慣れた「赤と緑」をポケモンにも応用することで、少しでも親近感を感じて購入のハードルを下げたかったのです。

 

ここまで徹底するあたりが、
やはり事態の緊急性を感じさせますね。

 

 

売れ行きはご存知の通り

 

その後のポケモン大ブレイクは
もう言うまでもないですよね。

 

アニメのメディア戦略もバツグンにハマり、子どもたちの心をガッチリと掴みました。

 

結果的に
赤は約418万本、緑は約404万本
と凄まじい売れ方。

 

しかも両バージョンの販売数に
大きな開きがないのがスゴいです。

 

これがもし赤バージョンのみや、
赤&青だったとしたら
この状況にはたどり着いていないかも知れません。

 

きもやん
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