藍染は鏡花水月の卍解をなぜ使わなかったのか?完全考察!!




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1ヶ月に約15万人が訪れるマンガナビゲーションメディア「きもやんマガジン」の編集長。 1年に500冊以上もの作品を読んでいるプロのマンガ脳。 ジャンプ・ヤンジャン・マガジン・ガンガン系はもちろん、懐かしい作品も網羅!!

オサレ死神マンガとして一世を風靡した『BLEACH』

その中でも、究極の名言生産機として暴れまくったお方こそ藍染惣右介先生。

 

 

彼が初登場した時期、読者の視点は完全に朽木白哉や恋次、一護へ夢中になっていたため藍染を見ても『誰やねんこのヨン様風のキャラは‥‥まぁサブ的なキャラやろなwww』

くらいにしか思っていなかったはずです。

 

今思えば、このときすでに読者さえも彼の催眠にハマっていたのかもしれません。

その後、藍染はBLEACH史上、いやジャンプ史上に残る『強キャラ』として名を上げていくわけですが、多くの方はこの疑問を感じたことがあるはず。

 

『あれ??藍染って卍解出してなくね?』

 

そう。

彼は読者の心に残る名言を連発することに執心してしまったのか、BLEACH最大の見せ場でもある卍解を完全に披露し忘れているのです。

 

もうひとりのきもやん
そもそも卍解ってあるんか??

 

本編では披露どころか、その存在にさえも触れられていませんでした。

しかし本編で卍解が披露されていなくても、夜一のようにアニメの過去回想シーンでその存在を確認するケースもあります。

 

 

BLEACHはノベルやゲームなど多岐に渡るストーリー展開が特徴ですから、どこかにヒントや伏線が隠れているはず‥‥

今回は藍染先生に卍解はあるのか?

もしあるのならなぜ使わなかったのか?

これを考察していきます。



そもそも鏡花水月に卍解はあるのか?

 

当初BLEACHの世界観において卍解とは『頂点を極めた者だけが扱える』もので、『卍解を会得した者は尸魂界で永遠に名前が刻まれる』レベルの技。

加えて『四大貴族でも扱えるのは数世代に一人のみ』と、SSSレアな扱いでした。

 

このレベルが本当なら、さすがの藍染惣右介でも卍解に至ることが出来なかったのかもしれません。

仕方ありません。

なんせあの四大貴族でも数世代に一人しかマスター出来な‥‥

 

もうひとりのきもやん
‥‥斑目一角‥‥(ボソッ)

 

‥‥?

 

もうひとりのきもやん
第三席 斑目一角‥‥(ボソボソッ)

 

‥‥!!!!!

 

‥‥そうでした‥‥

選ばれし猛者にしか使えないはずの卍解。

 

あろうことか第三席である斑目一角も会得していました。

一角がすでに会得しているのに、もし藍染先生が鏡花水月の卍解を会得していないとするなら‥‥

 

一角>藍染先生

となってしまいます。

 

そんなはずはないッ!!!!!

三席の一角が藍染を上回るなどそんなはずはないッ!!!!!

 

天にたつほどの藍染先生があまつさえ一角に劣るなど‥‥!

となれば藍染先生にはもちろん卍解はある、しかしストーリー展開上使わせなかったとするのが自然。

 

もうひとりのきもやん
使わせなかった‥‥?

 

そう。

藍染先生に行動の制限をかけられる唯一の存在といえば作者『久保帯人』氏

 

彼こそが藍染先生の卍解をある意味で封じた張本人でしょう。

ここからは、なぜ久保帯人氏は藍染先生に卍解を披露させなかったのか?

視点を変えて踏み込んでいきましょう。

 

なぜ作者は藍染先生に卍解を使わせなかったのか?

 

 

理由1, 始解を強力にしすぎたため卍解がチートになるから

 

藍染先生が無双状態に突入出来たのは、間違いなく鏡花水月の催眠能力のおかげです。

もしも藍染先生が手にした斬魄刀が氷輪丸だったならどうでしょう?

 

吹雪が起きた時点で1人で冬のソナタを再現してしまうわけです。

それではいけない。

 

ラスボスの風格に関わる。

結果的に完全催眠という最強能力を得る藍染先生ですが、この完全催眠こそが彼の卍解披露のチャンスを奪うことになりました。

 

なぜなら完全催眠の能力は、それだけで始解の範疇を大きく逸脱しているからです。

それなら『もう少し弱めの能力設定にすればよかったのでは?』と感じると思いますが、それではストーリー自体が成立しないんですよね。

 

BLEACHの序盤は、藍染先生の能力で尸魂界がまるごと催眠にかかってないと成立しない展開でした。

つまり鏡花水月の始解がチートでなければそもそもの物事が成り立たないというわけ。

なので藍染先生はボスキャラというポジションを得る代償として卍解のお披露目タイムを失ったのです。

 

 

理由2,ストーリー的に卍解を披露させるタイミングがなかったから

 

 

『序盤の尸魂界編で卍解だせなかったから、代行消失編や千年血戦編で見せつけてやろう!』

もしかすると久保帯人氏にそういう考えもあったかもしれません。

 

しかし尸魂界編の終盤に藍染先生は、卍解どころか登場する機会も失ってしまったのです。

なんと尸魂界の地下に幽閉されてしまいます。

そしてやっと登場出来たのが最終章千年決戦編。

 

もうひとりのきもやん
見えざる帝国やユーハバッハが登場したところやな

 

そこで一時的に開放された藍染先生!!

読者のボルテージも一気に高まりました!!

 

今思えば、藍染先生が鏡花水月の卍解を披露出来たとするなら、ここ以外にはなかったでしょう。

しかし状況としては藍染&一護vsユーハバッハというもので、敵があまりに強力すぎでした。

 

そしてバトル中、あろうことかユーハバッハによって鏡花水月が砕け散るという無残すぎる結末に‥‥

結果的に藍染先生は卍解を発動することなく、再び眠りにつく形になりました。

そう、またしても彼は物語の都合により、見せ場を封じられたことになります。

 

理由3,崩玉のインフレ感を出したかったから

 

BLEACHの世界観において力の頂点に位置する概念こそ『崩玉』。

藍染先生の目的といえば、一にも二にも崩玉GETなわけで、そのために散々尸魂界を振り回しまくるのです。

 

となれば、崩玉の力は愛染が渇望するほどの強さ、鏡花水月が足元にも及ばない力が必要になってくるのは必然。

ここでもし鏡花水月の卍解が凄まじいものだったらどうでしょう?

 

始解でさえ尸魂界トップクラス→卍解つかったら尸魂界に敵無し→崩玉いらなくね??

 

これです。

鏡花水月のインフレは崩玉の存在をかすませてしまうのです。

 

これでは藍染先生どころかストーリー自体が成り立たない。

今までの仮説を見てお分かりのとおり、藍染先生は幾度も物語の都合に押しつぶされてきました。

 

2度あることは3度ある。

またしても藍染先生は物語の展開の元に卍解を封じられてしまったのです。

 

 

藍染先生への愛おしさが止まらない

 

かつてこれほどまでに犠牲的なキャラがいたでしょうか?

死神における見せ場 卍解は、東京グールの赫者形態であり、シャーマンキングでの超 占事略決オーバーソウル。

 

キャラのインフレポイントなのです。

そんな見どころを物語の展開を盛り上げるために封じられる‥‥!

 

こんなにも身の犠牲を払ってストーリーを盛り上げるキャラクターをぼくは知りません。

この慈悲の精神をもってBLEACHを読み直すと、また違った感覚を得るかもしれません…

 

それではまた…

さらば!!




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